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理事長 須田雅夫
理事長 須田雅夫
平素は、観音寺信用金庫の業務運営に格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げますと共に、ここに謹んで第102期(令和2年度)の事業概要並びに決算の状況につきましてご報告申し上げます。
さて、昨年の国内経済は新型コロナウイルスの感染拡大によって人・モノの動きが大きく制限される中、緊急事態宣言の発令もあった事で、GDPは2020年4−6月期に戦後最大の落ち込みとなるなど、2020年通期でも過去最低を記録いたしました。経済活動の再始動を図るために、政府はGoToトラベルなどの各種GoToキャンペーン事業等、政策面の後押しにより明るい兆しも見えましたが、新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、新たに「まん延防止等重点措置」が適用されるなど不透明感を背景に神経質な状況が続いております。
また、新型コロナウイルスは変異株の発生もあって感染拡大は世界的にもまだ収束の目途が立たない状況となっており、依然として厳しい環境が続くことが懸念されますが、日本でもワクチンの接種が始まった事で、徐々にでも感染拡大を抑えながら経済活動の再開によって景気回復が期待されるところであります。
金融面を見ると、中小企業向け貸出が増加傾向にあるなど明るい兆しも見られますが、未曽有の金融緩和政策が継続される中で預貸金利鞘が縮小し、加えて運用利回りも低水準で推移するなど、収益環境はかつてない厳しい状況にあります。
業績面では預金積金の期末残高は3,411億35百万円、前期比244億92百万円、7.73%の増加となりました。貸出金は課題解決型金融による企業支援に加え、円滑な資金供給による資金繰り支援を積極的に取組んだことにより、期末残高は1,589億82百万円、前期比169億9百万円、11.90%と大幅な増加となりました。
また、保有する有価証券残高は、2,074億69百万円、前期比243億4百万円、13.26%の増加となりました。
収益面では、経常収益49億77百万円、前期比3億15百万円、6.77%の増収に、業務収益47億95百万円、前期比1億58百万円、3.42%の増収に、資金運用収益42億5百万円、前期比1億99百万円、4.97%の増収に、経常費用は、29億3百万円、前期比1億64百万円、5.98%の増加、業務費用28億59百万円、前期比5億1百万円、21.27%の増加となり結果、当期純利益は15億3百万円、前期比83百万円、5.89%の増益となりました。
金融機関の健全性を示す自己資本比率は20.36%と強固な財務基盤を維持いたしております。
令和3年度も収益環境は厳しい状況が予想されますが、金融機関に求められる事案は多岐にわたっております。もとより当金庫は地域金融機関として、その創業以来、豊かで持続可能な地域社会づくりを目指し、長期的な視野もとで中小企業の育成と地域経済の発展に取組んでまいりました。協同組織金融機関としての原点を踏まえて「地域のために存在し、地域を守る」という確固たる信念のもと、社会的使命を果たし、地域やお客様から必要とされ続けるためには環境の変化や経営課題に向き合いながら、より一層磨きをかけて地域と自らの持続可能性を高めるとともに、とりわけ地域活性化の推進には積極的に取組み、地域における課題解決力の強化に努める所存であります。

引続き難しい経営環境にありますが、信用金庫としての使命を果たすべく鋭意努力してまいる所存でございます。今後ともより一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和3年6月
理事長  須田雅夫